Webディレクター自己診断アプリ
スピンオフ・レポート

Webディレクター自己診断アプリのイメージ
Webディレクター自己診断アプリのイメージ

全国各地のWebディレクター
統計まとめ

2023年5月末に公開した「Webディレクター自己診断アプリ」は、全国各地のWebディレクターの属性、過去のプロジェクト経験、スキル傾向、強み/弱み、抱えている課題などの情報が広範に蓄積されています。

「Webディレクターに特化したビッグデータ」という表現はやや大袈裟かもしれませんが、そもそもWebディレクターに焦点をあてたデータは希少であり、その実態を調査分析する上で貴重な情報源と言えます。

そこで今回、本アプリの利用者情報を集計した「全国各地のWebディレクター統計まとめ」を作成しました(2023年6月15日現在)。

今回の「Webディレクター自己診断アプリ」は、AIテクノロジーを用いたオンラインサービスということで、このレポートも「AIによる分析」とあわせてお届けします。

年齢層は、35~45歳の範囲が最も多く、そこをピークに山なりの傾向が見られます。また、30代前半~後半にかけて男性の割合が大きく変化し、約3倍増加しています。男性がディレクター職に転じるタイミングが、この時期に集中する可能性があると推察できます。

経験年数とスキルの関係

Webディレクションの実務経験年数が長いほど、自己評価が高くなる傾向が見られます。とくに顕著なのは「10年以上」のカテゴリで、すべての評価が「3.4以上(5段階評価)」と他に比べて高くなっています。これは、長期間にわたる経験が能力向上に寄与し、それが自己評価に反映されるためと考えられます。

「マネジメントスキル(段取力、調整力、推進力)」は経験年数と共に上昇し、中でも「推進力」が上がる傾向が見受けられます。これは、プロジェクト進行に向き合う責任感や慣れが増すことで、タスクを効率的に進めるスキルが高まるためと推測できます。

「プランニングスキル(発想力、構成力、表現力)」は経験年数と共に上昇しますが「発想力」は他の能力に比べ上昇幅が小さい点が特徴です。これは、新しい視点や新鮮なアイデアの創造性が経験年数と直結しないことを示していると考えられます。

「コミュニケーションスキル(洞察力、提案力、折衝力)」も経験年数と共に上昇しています。とくに「洞察力」が上がる傾向が見受けられます。これは、現場経験が状況把握の視野を広げるためと考えられます。

また「折衝力」は経験年数が10年を超えると大きく向上するようです。これは、長年の経験を通じて人々の動機や反応を理解し、それに基づいて効果的に対処するスキルが身についていくことを示していると考えられます。

強み/弱みの傾向

経験年数が少ないWebディレクターは「新しい視点やアイデアの発想」を強み(ストロングポイント)に挙げることが多いようです。一方で、経験豊富なWebディレクターは「プロジェクト進行中の調整やトラブル対応」に関することを強みとして挙げています。

また、経験年数が少ないWebディレクターは「専門知識や経験不足」を弱み(ウィークポイント)に挙げることが多く、経験豊富なWebディレクターは「タスク管理やモチベーション維持」に関することを多く挙げています。

年齢による変化

年齢が上がるにつれて自己評価も高くなるようですが「30~34歳」以降は「発想力」の上昇幅が縮小するようです。これは、年齢と共に多様な視点を持つことが難しくなることを示唆しています。

経験年数による「課題感」の変化

1年未満のディレクターは、基礎知識や経験値の不足、タスク設定や進行管理の方法、報連相のタイミングや方法について課題を感じています。これは、業務に対する理解とスキルの獲得が求められる段階であることを示しています。

1年~2年目では、タスクの細分化や利害関係者との意識の一致、モチベーション維持、非協力的なメンバーとの進行に関する課題が見られます。これは、より具体的な業務遂行やチーム内のコミュニケーションスキルが求められる段階を示しています。

3年~4年目では、チームビルドやチームマネジメント、運用業務の割合が多くルーティンワーク化しやすい、対応範囲が広すぎる、見積もりや提案力の弱さといった課題が挙げられています。これは、マネジメントスキルや業務範囲の拡大、より高度なスキルが求められる段階にあることを示しています。

5年~6年目では、プロジェクト全体を俯瞰で見る視点の不足、予算・工数管理、企画立案やコンテンツ策定力の不足、クライアントの期待値のコントロールといった課題が見られます。これは、全体のビジョンを描き、それを具現化するための高度なスキルが求められる段階にあることを示しています。

7年~9年目では、モチベーションの浮き沈みによるムラ、人材育成面、プレイヤーとしてのスキルブランクといった課題が見られます。これは、組織でのリーダーシップや人材育成の対応が求められる段階にあることを示しています。

10年以上の経験を持つディレクターは、チームビルドやチームマネジメント、多様化する技術や手法への対応、リソースのかけ方とクオリティの担保、組織全体のマネジメントといった課題が見られます。これは、組織全体を俯瞰で捉える戦略的な視点が求められる段階にあることを示しています。

全体傾向として、経験年数が増えるにつれて個々の担う作業からプロジェクト全体、さらには組織全体を見渡す視点が求められ、より高度なスキルや戦略的な思考が必要になることが伺えます。課題感が変化する理由としては、経験によって立場や責任範囲、また自身の視野が広がるためと推測できます。その変化は3年目以降に現れるようです。

以上が、現時点の利用者情報にもとづいた、AIによる分析レポートです。

Webディレクターが抱える
課題に向き合うライブ配信番組

今回のレポートは「AIの分析」を軸にお届けしましたが、そこで導き出された「Webディレクターが抱える課題」を『どう解決するか?』に関しては、AIツールだけではカバーしきれません。

そこで、Webディレクターの「課題」に向き合うライブ配信番組を実施します。20年以上に渡りWebディレクションを追求してきた田口真行(株式会社エンタミナ)がナビゲートする「AIのアドバイスとは異なる視点、課題解決に向けたアプローチ」をお楽しみください。

スキルを可視化して
自分自身を客観的に見つめる

Webディレクター自己診断アプリは、株式会社エンタミナが提供するオンラインサービスです。

Webディレクターに求められる「マネジメント、プランニング、コミュニケーション」の3つの観点からスキルマップに可視化。あなたの能力特性にマッチしたアドバイスをAIが提案します。

あなたの属性や特性をたっぷり把握、じっくり分析するため、問診~診断結果まで約10分間の所要時間を見込んでおいてください。

充実したアドバイスをご提供するため、AIアルゴリズムの悪影響となる「ひやかし利用」はご遠慮ください。

個人または組織を特定する情報は一切取得しません。入力情報は株式会社エンタミナが管理し(個人や組織が特定されない)統計データ等に二次利用する場合がございます。

サインイン不要で
無料でご利用いただけます

「AI診断ってどうなの?」問題

株式会社エンタミナは、創業から20年以上に渡り、全国各地でのセミナーや企業研修を通じて、Webディレクター育成に関わってきました。

これまでは「ヒトありきの育成」を主体としてきましたが、最近はAI技術も積極的に取り入れています。

人材育成の分野におけるAIの活用は、ひょっとしたら時期早々かもしれません。

けど逆に「ひょっとしたら」新たな道を拓けるかもしれない…ディレクション一筋に取り組んできた私たちは、そこにチャレンジしたくなりました。

まだまだ発展途上、ゆえの可能性

時期早々だからこそ、追求できる余地。
私たちの挑戦を、どうぞ暖かく見守っていただけたら嬉しいです。

株式会社エンタミナ
代表取締役/ディレクター
田口 真行

株式会社エンタミナのご紹介

ディレクション・カンパニー『株式会社エンタミナ』は、コンテンツ制作全般のディレクション業務と、Webディレクター人材育成を支援する会社です。

クリエイティブワークの要となる「ディレクション」に特化したサービスやプロダクトを提供しています。

法人向けWebディレクター育成研修

法人向けWebディレクター育成研修

習得が難しいWebディレクションの基礎から応用まで、現場のプロが直接指導する「法人向けWebディレクター育成研修」。新卒研修、未経験者やビギナー層の育成、デザイナーやウェブ担当者のスキルアップなど、全国各地の企業や団体に幅広くご利用いただいています(2023年4月現在で8,200人以上を対象に実施)。

ディレクション検定

法人向けWebディレクター育成研修

Webディレクターの実務パフォーマンスを測定して評価する「Webディレクター実務技能測定サービス」。ディレクターを雇用する企業の人事評価、業務アサインなどにご活用いただいています。

思考トレーニングジム

法人向けWebディレクター育成研修

クリエイティブワークに求められる「思考力」を筋トレ感覚で磨くトレーニングプログラム。社内研修やオンラインイベントなどにご活用いただいています。

©ENTERMINA corp.