ディレクション検定は、Webディレクターの実務パフォーマンスを測定して評価する業界初の「Webディレクターの実務技能測定サービス」です。

検定というと試験の正解率から合否判定するものが一般的ですが、ディレクション検定は、頭に詰め込む知識量だけではなく、実際の現場で「どう考え、どう行動するか」という点にフォーカス。Webディレクターに求められる3つのスキル(プランニングスキル、マネジメントスキル、コミュニケーションスキル)を多角的に測定します。

Webディレクターの評価が
難しい理由

「Webディレクターの評価は難しい…」という声をよく耳にします。

例えば、A社で有能とされるWebディレクターが、B社でも同様の評価になるかといえばそうは限りません。ひとくちにディレクション業務といえど、そこに求められるスキルはケースバイケースだからです。

3人のWebディレクターの図版

例えば、ここに3人のWebディレクターがいたとして、能力の違いや特性を比較したり把握できる仕組みは存在しません。

経験年数や手掛けたプロジェクトの規模や実績は経験値を知る目安になりますが、実際のディレクション現場で「どう考え、どう行動するか」という思考プロセスや行動プロセスまでを把握することはできません。

デザイナーには、デザインの実績を示すポートフォリオがあります。
それを見れば「どんなデザインを作成できるか」という能力を、ある程度は把握できます。しかし、Webディレクターには「ある程度」すら把握する仕組みが存在しません。

Webディレクターの能力は、成果物に至るまでのプロセスに働くもの。
その実務パフォーマンスを測定して評価する仕組みが『ディレクション検定』です。

ディレクション検定のイメージ

「ディレクション検定」を活用することで、それぞれの特性(強み/弱み)を具体的に把握できます。それは「課題の発見」「ポテンシャルの発掘」に役立ちます。

また、測定結果を「業務アサインの判断材料」とすることで、個々の個性や特性を活かした「業務体制の見直し」にもお役立ていただけます。

Webディレクターの実務技能を
測定する仕組み

ディレクション検定では、個々のWebディレクターが持つ「ディレクションスキル」を多角的に測る工夫を「試験問題」と「回答方式」に施しています。

試験問題のサンプル①:プロジェクトマネジメントにおける「WBS」に関する出題
試験問題のサンプル②:サイトプランニングにおける「ペルソナ」に関する出題
試験問題のサンプル③:クライアントとのコミュニケーションにおける「要件定義」に関する出題

試験問題は、マークシートにチェックして回答する択一式ではありません。

そもそも、ケースバイケースなディレクション業務は「毎回これをやれば大丈夫」というような択一的な方法論は存在しません。求められるのは、ケースバイケースな状況の中で課題を見いだし、解決に向けた一手を示すこと。

実際の現場を想定した各設問は、Webディレクターの現場におけるパフォーマンス(思考プロセスや行動プロセス)を汲み取る内容になっています。また、回答方式も文章で答える「記述式」、喋りで答える「口述式」、図に表して答える「描画式」など複数の形式を取り入れている点も特徴です。

それぞれの回答結果をもとに導き出した測定結果を、スキルマップの各能力値に5段階評価で表して「ディレクションスキル」を可視化します。

9つの能力値で可視化する
独自の「スキルマップ」

試験結果のアウトプットは、個々のWebディレクターの「ディレクションスキル」を、9つの能力値で可視化します。

Webディレクターの能力を可視化するスキルマップの見本

マネジメントスキルは、プロジェクトの進行管理に求められる能力を「段取力」「調整力」「推進力」の能力値で表します。

サイトプランニングスキルは、ウェブサイトの企画設計に求められる能力を「発想力」「構成力」「表現力」の能力値で表します。

コミュニケーションスキルは、クライアントやクリエイターとの「やり取り=コミュニケーション」に求められる能力を「洞察力」「提案力」「折衝力」の能力値で表します。

このスキルマップは、受検者本人の自己評価と試験結果、また社内平均との数値の比較も行えます。

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