気になるあの人、あのサイトにWebディレクター的視点で接触を試みるインタビューコーナー!今回は、インターネットをはじめとするクロスメディア戦略でファンを魅了し続ける音楽ユニット「soyuz project」の福間創さんにインタビューをしてみました。soyuz projectが2004年に展開していた「1ページで伝えきる、オフィシャルサイト戦略」について、Webディレクター的視点で迫りたいと思います。

soyuz projectについて、教えてください!

僕は昔から電子音楽全般、70年代末から90年代後半辺りまでのテクノ~ハウスの流れに影響を受けきたので、そういったものをベースにしつつ、それだけに留まらないエレクトロ・サウンドを追求したいなぁと思い、2001年から始めたユニットです。
2005年辺りから実質自分のソロユニットとして活動しています。
2005年辺りから実質自分のソロユニットとして活動しています。

soyuzのサイトを立ち上げた時期と、またその頃のインターネット背景はどんな感じだったのでしょうか?

2001年の頭です。その頃はISDNテレホーダイから、ようやく常時接続環境、ADSLが登場してきた時期だったと思います。
プロバイダーは東京めたりっくさんとか、あの頃ですね。
プロバイダーは東京めたりっくさんとか、あの頃ですね。

ちなみに、当時のサイトはこちらですね。


懐かしいですねw

サイトを立ち上げてから、このデザイン(4人編成の最終形)におちつくまで、いろいろと試行錯誤したと思いますが、実際、どんな感じで企画~設計~制作が進みましたか?

ウェブデザイナーの山口淳二(BLOC GRAPHICS)君がメンバーとして参加していたので、soyuzのカラーや僕の好みそうなデザインイメージを共有できていたので、例えば衛星写真などの素材をいくつか見ても らって「こういう感じで」という簡単な頼み方で想像以上のものが返ってきました。
その後、ラフをweb上にいくつかあげてもらって、メンバー全員でICQやHotLineなどでチャットしつつ、細かい部分を詰めていく流れですね。
その後、ラフをweb上にいくつかあげてもらって、メンバー全員でICQやHotLineなどでチャットしつつ、細かい部分を詰めていく流れですね。

田口は当時、soyuzをファンの立場から見ていて、「このバンドは、ものすごく完成されたブランディングとクオリティをもっているな~」とマジで楽しんでいたのですが、実際、裏側はどんな感じだったのでしょうか?

当時、ADSLが普及したことで皆が扱えるファイルサイズもある程度まであがりました。
楽曲のストリーミングや動画配信、楽曲試聴、CD販売など、自分たちだけで何でも出来るインフラが整った頃だったんです。
「だったらあれもやろう」「これもできるよね」という制作側のワクワク感が出ていたのかもしれませんね。
楽曲のストリーミングや動画配信、楽曲試聴、CD販売など、自分たちだけで何でも出来るインフラが整った頃だったんです。
「だったらあれもやろう」「これもできるよね」という制作側のワクワク感が出ていたのかもしれませんね。

このサイトは、福間さん自身がアーティストであり、発注者の立場でありさらに福間さんがWebディレクターの立場だったと思うのですが、どのような点に注意して、デザイナーと連携して作成したのでしょうか?

当たり前の話ですが、観に来てくれたユーザーにsoyuzのイメージがうまく伝えるよう考慮しました。
難しかったのは僕らの性質上、気取ったお洒落なサイトはダサイ、かといってPOP過ぎても違うという、微妙だけど大事なラインがありました。
アーティストサイトでありながら、どこかマーケットサイトのような現実的な感覚や、機能美と言ったものも含めてsoyuzのイメージ、デザインとして出したかった。そこは山口淳二君と相当考えました。
こういう言葉に出来ない部分、このバランスをわかってくれてる人、絶対いるから!と。そして10年たって、こうしてわかってくれていた人がぽっと現れてくれる(笑)だからこれからも短期的な見返りだけにとらわれることなく、10年後でも評価されるような、そんな意識でいたいですね。
難しかったのは僕らの性質上、気取ったお洒落なサイトはダサイ、かといってPOP過ぎても違うという、微妙だけど大事なラインがありました。
アーティストサイトでありながら、どこかマーケットサイトのような現実的な感覚や、機能美と言ったものも含めてsoyuzのイメージ、デザインとして出したかった。そこは山口淳二君と相当考えました。
こういう言葉に出来ない部分、このバランスをわかってくれてる人、絶対いるから!と。そして10年たって、こうしてわかってくれていた人がぽっと現れてくれる(笑)だからこれからも短期的な見返りだけにとらわれることなく、10年後でも評価されるような、そんな意識でいたいですね。

なにより一番「この人たちの集客と誘導はすごい!」と思ったのが、1ページ内に主要コンテンツを収めて、すべてを完結させていたユーザビリティだったと思うのですが、やはり狙っていたのでしょうか?

そこがまさに先ほどの機能美という部分です。
プロフィールや最新ニュース、ディスコグラフィー、動画と曲の試聴、商品の注文やメルマガ登録フォームなど、とにかくコンテンツをTOPページに詰め込んでかつ綺麗にレイアウトし、デザインとしても成立させ、ユーザーが欲しい情報に辿り着くまで最高でも2クリック以内にしたかった。
プロフィールや最新ニュース、ディスコグラフィー、動画と曲の試聴、商品の注文やメルマガ登録フォームなど、とにかくコンテンツをTOPページに詰め込んでかつ綺麗にレイアウトし、デザインとしても成立させ、ユーザーが欲しい情報に辿り着くまで最高でも2クリック以内にしたかった。

確かに当時は、ページの増加に伴って、階層深くどんどん潜らせていくような作りが多かったです

そうなんですよね。さらに当時のミュージシャンサイトはTOPで重い動画を見せられたり、取って付けたようなメニューだけが多くて内容が薄かったり、プロフィールが見たいだけなのに深い階層まで辿らなければならなかったりとか、ユーザビリティ考慮していないサイトが多かったんですよ。
だから自分がユーザーだったらどう感じるか、常にユーザー目線で何度も何度も確認して制作していました。
今でこそ普通の話ですが、あの当時でああいうサイトが出来たのはよかったと思います。
しかしソロになって以降のsoyuzサイトは僕が即席で作って管理しているので歯がゆいですね(笑)何せ僕はHTMLも満足に組めませんし、CSSにしろAjaxにしろその後登場した様々な技術も導入できてません。
だから今度はかつてのsoyuzのサイトを見てくれていた田口さんの所にリニューアルお願いしたいですね。
だから自分がユーザーだったらどう感じるか、常にユーザー目線で何度も何度も確認して制作していました。
今でこそ普通の話ですが、あの当時でああいうサイトが出来たのはよかったと思います。
しかしソロになって以降のsoyuzサイトは僕が即席で作って管理しているので歯がゆいですね(笑)何せ僕はHTMLも満足に組めませんし、CSSにしろAjaxにしろその後登場した様々な技術も導入できてません。
だから今度はかつてのsoyuzのサイトを見てくれていた田口さんの所にリニューアルお願いしたいですね。
※インタビューに協力していただいた、福間創さんのサイトはこちらです。


