2008年11月のアーカイブ

広告の興廃この一年にあり?

2008年11月10日
z-flag_06.gif

サブプライムに端を発するとされる今回の金融危機で、250兆円が吹き飛んだとかいうけれど、
そもそも実態以上の価値をマネーゲーム上で無理矢理生み出していたわけだから茶番ですよね。
でも、直接ゲームに参加していない大多数の人達もお金を使って生活をしている以上、
その影響は避けられないわけで、ほんと迷惑この上無い話なわけだけれど、
ことオンライン上の生活においてもおそらくはそろそろ影響が現れてくるように思います。

例えばインターネットの世界で広告収入を主としたビジネスを展開した場合、
いかに価値のあるコンテンツがあったとしても、その価値自体が実質下ちゃってるわけだし、
消費者側も財布のひもは固く、とにかく安いものを求める傾向にあるわけだから、
一部の大企業を除き、殆どのベンチャーは広告を出しても収益は上がらず、
結局は広告費節減するしかないという、どうしようも無いスパイラルになってしまうわけで。

ドワンゴ下方修正、17億円の最終赤字に 「ニコ動まだ貢献せず」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/06/news085.html

結果、面白いコンテンツを無料で提供し、
オフラインをトレースした広告収入やアフェリエイトに頼るモデルは崩壊しているのかもしれず。

他方、このようにうまく行っている事例も確かにあるようです。
しかしこのインターネット広告に課税なんてされた日にはどうなるのだろう。

価格.comは一体どうやって儲けているのか、その秘密に迫る
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081107_kakaku_com/

そもそも広告による収入って、
メインコンテンツ収益に対するオマケ位の位置づけだったと思うんですよね。
それで成り立つのは消費者の我々にとって非常に有益だったわけですが、
その消費者自身が消費しないわけだから、繰り返しになりますが、
生き残るのは結局一握りの資本を持った大企業でしょうし、
ベンチャーなんかが隙間を狙ってゲリラ戦を行っても、これまた生き残れるのはほんの一握りですよね。
これではいけないんじゃないか、と、どこかの社会主義者のような事言ってますが。
ともあれ来年辺りは平気で100万社くらい消滅するんじゃないでしょうか。

さて、視点を変えて、広告費をかけられないならどうするか。
一つの例として、先頃公開された映画レッドクリフのオフィシャルサイト。
プリセットされた映像や音を組み合わせて、
予告編を消費者が好きに作れるコンテンツがあります。

http://redcliff.qoolie.jp/

制作側は、お金をかけずに消費者自身に作ってもらって、宣伝してもらう図式。
試みとしては音楽界でよく行われているリミックスコンテストなんかに近いかもしれない。
このコラムの”読者不在のブログライター達”でも書いたように、
超低賃金で宣伝してもらう図式が今後も増えて行くのでしょうか。
この状態をある左よりの人は「消費者への労働競争化」といい、
またある人は「広告2.0」とも呼ぶ。

さ、僕も来年辺りはそれなりの覚悟をしてオンライン生活を続けようと思います。

ではまたっ!