スティッカムやピアキャストなどのライブ映像配信サービスは、
PCとウェブカメラ+ネット環境さえあれば、誰でも比較的簡単に動画配信ができることから、
僕も何度か試しに使ってみたことがあるのですが、これが中々画期的で、使いようによっては既存メディアへのカウンターとして機能しうる程のツールだと感じています。
ただ、色んな配信を見ていて思うのが当然ながらあまり面白い事してる人は少ないわけで、確かにこれを使って皆が楽しめるコンテンツを、と真剣に考えてしまうと、企画センスやお金や時間の問題があるということと、結局は既存のメディアをトレースしがちな点があると思います。それは運営者も配信者も視聴者も含めてなのでしょう。
その中でも面白い配信をする人はやっぱり居て、とりわけ有名な永井先生という人は、
まるで80年代サブカルが蘇ったかのような圧倒的な馬鹿馬鹿しさと、
それなりに上手いトーク、そして配信中に度々見せる奇跡的な展開などで脚光(笑)を浴びたわけで、(知らない人はググってください)一時期、僕も熱心に見ていました。
しかしそれにも段々と飽きてしまい(笑)もう1年以上見てなかった。
そして先日久しぶりに覗いてみると、これがなんと配信休止になっていたわけですね。
約一年前、僕はこのような日記を書いたのですが、
この予想が的中してしまったのでしょうか。
更に偶然なのか必然なのか、他の気に入っていた配信者の近況を調べてみると、
ほぼ同時期に配信休止になっていた。
彼らが配信を中止した理由や経緯は全く知らないので憶測でしかないわけですが、
おそらくは、何千人ものリスナーを抱えてしまうと、さまざまな大人の事情や面倒な事が絡んでくるのだろうし、いわゆる資本主義的な誘惑とネット民主主義的な辻褄合わせに無理が生じて疲れたのではないかな、と推測しています。
これは、ある程度のリスナー数を抱えるときっと誰にでも起こる問題だと思うのですが、
その中でギリギリのバランスを保つという至難の技を見せていた所が面白かったわけです。
本人が意図していたかどうかは置いておくとして。
他方、情報の受け手側のふるまいも大きな問題がある気がします。
この件に限らず、例えばブログ炎上に代表される一部の人々の過剰な反応って、
誰かを叩きたい、とか、揚げ足を取りたい、といった憂さ晴らしのレベルから、
“非”常識に対して異様ともいえるアレルギー反応を示す人たちまで、色々あるのでしょうが、彼らのちょっとやりすぎなんじゃないかと思える程の熱情はなんなんだろうと考えている内に、これはネットが持つ性質のひとつ”情報の平準化”や、”画一化”の力が下世話な意味で作用しているからではないか?と。
出る杭は打つ、変わり者はパージされていくというある種の浄化作用みたいなもので、
これがオフラインにおける週刊誌などの~バッシングと圧倒的に違うのは、
ディレクターが不在だと言うこと。
つまり管理者不在、あるいは管理者が我々自身ということで、閉じたもの同士の足の引っ張り合い、もっといえば共食いをしているような状態ですね。これでは結局、当たり障りの無いつまらない世界に落着くしかないわけでしょう。
これが俗に言う低度情報化社会ということなのか、
かつて浅田彰氏が言ったエレクトロニック・マザーシンドロームがもたらす病なのかはわかりませんが、ともあれオフラインもオンラインもなかなか生きづらい世の中になってしまったのかもしれません。
それに関連して、先日ある人と話していたのですが、
氏曰く、いわゆるサブカルが生(活)かされるのは、ここ数年の株価推移から考察するに、
日経平均16000円を超えてからだと断言していて、
これは言い得て妙というか、中々深いなぁと、妙に納得させられたわけです。
16000円を超えたらまた配信を再開すればよいのかも。
と勝手なことを言いつつその日を楽しみに…う~んそこまでしていませんが(笑)
ではまたっ!


